大好評の子ども映画ワークショップ! 手作り幻燈機にチャレンジ!

今回で第9回目となる「子どもの映画教室」を2019年3月21日[木・祝]に山形ドキュメンタリーフィルムライブラリーで開催しました。〈つくってみよう うつしてみよう うごかしてみよう〉を合言葉に、手作り幻燈機制作に挑戦。参加してくれた16人の子どもたちは、それぞれに工夫を凝らしたパラパラアニメーションを描画し、最後は大きなスクリーンに映してみるという体験をしました。

これまでの山形国際ドキュメンタリー映画祭の記録や、応募作品を収蔵している「山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー」。ビデオブース利用(過去の応募作品の一部を視聴できます)や読書など、普段は静かな空間も今日ばかりは子どもたちの声で賑わいます。

「2年に一度、世界中からドキュメンタリー映画を集めた映画祭を開催しています」まずは山形国際ドキュメンタリー映画祭についての説明からスタート。今年の開催は10月10日[木]から17日[木]までの8日間の開催です!

フィルムライブラリー探検! 映画関連書籍や国内外の映画祭のカタログなどがズラリと並ぶ書棚やビデオブースなどを見学して回ります。ビデオブースではこれまで山形国際ドキュメンタリー映画祭に応募されたおよそ15,000作品のうち10,000作品を視聴できます。映画が1万本って、スゴイ数ですね。

映画が動いてみえる仕組みを学べる視覚玩具なども多数展示してあり、気軽に手にとって遊ぶことができます。絵が動いてみえるのって、よくよく考えてみると不思議ですね。思わず「おーっ」と声が上がります。

16mmや8mmのフィルム撮影機などもあり、こちらも触って見ることができます。ジィィィーというゼンマイ駆動の軽やかな音とともにキャメラマン気分を味わってみます。

場所を移して収蔵庫の中へ。普段は入ることができない空間ですが、今回は特別に見学できました。以外と重いフィルム缶とはじめて目にする35mmフィルムにみんな興味津々です。

そして映写室の中へ。大きな35mm映写機を前に歓声が上がります。見慣れない大型の機械。フィルムのセッティングからスクリーンに画が映るまで、映画が上映される工程を説明しています。

フィルムを近くで見てみると小さなコマが連続しているのがわかります。これから制作するパラパラアニメーションと基本的な仕組みは同じ。この小さなコマを手描きしてアニメーションを作ります。

いよいよ「くるくる幻燈機づくり」にチャレンジ! 楽しい工作の時間のはじまりです。

完成した「くるくる幻燈機」をシアターの中に持ち込んで綿密にセッティング。手描きのアニメーションは上手に動くでしょうか。さあ、幻燈会のはじまりです!

 

完成作品が上映される様子は動画でご覧いただけます。これからも子どもたちに映画・映像に親しんでいただく機会をつくっていきますので、皆さんのご参加をお待ちしております!

 

文責:山形映画祭事務局