映画祭と山形滞在を楽しむオススメ情報をお届けするシリーズ【楽しんでけろ!山形映画祭】。前回は「どこに泊まる?」というテーマで、映画祭が開催される市街地周辺の宿泊情報と宿を確保するコツについてお伝えしました。
(前編記事はこちら)
今回は、市街地から少し足を伸ばして、観光も楽しめるオススメの滞在エリアをご紹介します!
穴場がいっぱい!山形市周辺のオススメ滞在エリア
蔵王温泉
〈アクセス〉バス:45分 / 車:35分
山形市南東部、蔵王連峰の西麓にある温泉街。蔵王温泉はおよそ1900年の歴史を持つ古湯です。国内有数の規模の蔵王温泉スキー場を併設。旅館・ホテル・ペンション・民宿等もあり、東北最大級のマウンテンリゾートとして有名です。古き良き温泉街の町歩きをはじめ、トレッキングやロープウェーで頂上からの絶景を楽しむこともできます。
天童
〈アクセス〉電車:20分 / 車:30分
山形盆地のほぼ中央部に位置する山形県天童市は、いで湯(温泉)と将棋駒の街として有名。日本一のラ・フランスの里でもあり、その他さくらんぼ・リンゴ・桃などのフルーツを味わえます。春の人間将棋・初夏の紅花まつり・花笠で彩る夏祭り・冬の平成鍋合戦、雛祭りなど、季節のお祭りも充実しています。
上山
〈アクセス〉電車:15分 / 車:30分
山形県の南東北エリアの中間に位置し、山形県内はもちろん、宮城・福島・新潟などの観光地へもアクセス抜群。かみのやま温泉は、城下町・宿場町・温泉町が一体となる全国的にも珍しい温泉地です。街の中心にそびえる上山城や武家屋敷などが立ち並ぶ城下町は、歴史と文化を感じる絶好の町歩きスポット。
寒河江
〈アクセス〉電車 / 車:25分
県内随一のサクランボの産地として知られる寒河江市。山形県のほぼ中央に位置し、日本海側と太平洋側とを結ぶ山形自動車道が市内中心を通っています。映画祭が開催される時期は、車窓から東北ならではの美しい田園風景が見られるかも。東北屈指の仏教文化の至宝といわれる本山慈恩寺や、旧石器時代の遺跡巡りもオススメです。
米沢
〈アクセス〉電車:50分 / 車:55分
山形県最南端の都市で、戦国武将・上杉謙信を生んだ上杉家ゆかりの地として有名な城下町。米沢城跡を中心に戦国時代に思いを巡らす町歩きはもちろんのこと、米沢牛や味噌入りのいも煮などグルメ観光も楽しめます。秘境・秘湯・名湯揃いの米沢八湯巡りやトレッキングもオススメ。
新庄
〈アクセス〉電車:1時間10分 / 車:1時間15分
山形市の北、最上川中流域に位置する都市。江戸時代は新庄藩の城下町、羽州街道の宿場町、最上川水運の主要港として栄えました。松尾芭蕉、正岡子規・齋藤茂吉など俳人・歌人が残した多くの句・短歌や、最上地域から生まれた才能あふれる漫画家たちのゆかりの品々も見ることができます。古今の情緒豊かな文化に触れる観光スポットです。
仙台市(宮城県)
〈アクセス〉バス:1時間10分 / 電車:1時間15分 / 車:1時間
※バス始発・終了時間
始発(山形→仙台:平日 5:50・土日 6:20)(仙台→山形:平日 6:10・土日 6:30)
終了(山形→仙台:平日土日 21:50)(仙台→山形:平日土日 22:30)
県境を挟んで、山形市と隣接する宮城県仙台市。東北最大の都市でもある仙台市なら、宿泊施設の選択肢もぐっと広がります。山形市と仙台市をつなぐバスは5分〜20分おきに出ているため、行き帰りの時間にあまり縛られず山形滞在を楽しめます。自然豊かな山形で映画祭や観光を満喫したあとは、仙台の繁華街に繰り出して買い物やご当地グルメを楽しむ。そんな楽しみ方も魅力です。
※各交通の所要時間は、おおよその時間を記載しています。
おわりに
さて、滞在のヒントはあったでしょうか?映画祭はもちろんのこと、各地域ならではの魅力が詰まった山形で、ご自身のスタイルに合わせた滞在をカスタマイズしてくださいね。今後も、映画祭のピックアップ情報と山形滞在を楽しむためのオススメ情報を不定期で配信していく予定です。みなさんどうぞ見てけろな〜!
ライター:藤 あかね