カンボジア出身のインターン、Phally Ngoeum(パリー・ヌム)さんが「山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017」トレーラーを制作。

山形国際ドキュメンタリー映画祭の事務局に、6月26日から8月25日までの2ヶ月間、カンボジア出身のインターンが滞在していました。お名前は、パリー・ヌム(Phally Ngoeum)さん。

 

パリー・ヌムさん

パリーさんは、カンボジアの首都プノンペン出身で、現在はアメリカのオハイオ大学大学院修士課程で学ぶ映像作家です。これまでは、カンボジアの大学を卒業後、リティ・パン監督が設立したボパナ視聴覚リソースセンター(今年の「ともにある Cinema with Us 2017」で連携)に勤務し、海外への違法な出稼ぎ斡旋などをテーマにしたドキュメンタリー作品を製作してきました。

今回のインターン期間では、「山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017」のトレーラーと「やまがた」という土地の魅力を多くの人に伝えるPR映像を制作しました。作品は本サイトの動画ページでご覧いただけます(「やまがたPR動画」は近日公開予定)。

撮影では、さくらんぼの収穫の様子や山形名物の蕎麦打ちなどのほか、蔵王、山寺、銀山温泉など山形の名所も訪れました。特に山寺の「長い歴史を感じることができる」佇まいには、とても惹かれるものがあったようです。

アメリカの大学に戻ったら、また映画制作の勉強に没頭するとのこと。カンボジア社会の様々な問題について、実際にその境遇にある人々としっかりと向き合ったドキュメンタリー作品を撮りたいという意思を、事務局に滞在した2ヶ月の間に何度も語ってくれました。

「山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されるような作品を撮りたい」

パリーさんのこの言葉がいつか必ず実現することを、私たちも願っています。

 

映画祭のメイン会場がある山形市七日町で撮影するパリーさん

 

さくらんぼを撮影するパリーさん

 

蔵王の御釜にて。天候に恵まれた撮影日和。

 

(文責:山形映画祭事務局)