金曜上映会 土曜出張版 8mmフィルム映画祭を開催します!
金曜上映会 土曜出張版
〈8mmフィルム映画祭〉
日時:6月30日[土] 16:30(1回上映)
会場:山形まなび館 地下 交流ルーム7
「パーソナルフォーカス 東京+山形セレクション」
第1部(18作品/約1時間)
第2部(19作品/約1時間)
※第1部と第2部の間に休憩をはさみます
パーソナルフォーカス
映像作家松本俊夫の映像個展に衝撃を受けた若者たちが1977年に設立した映像作家/上映集団フィルム・メーカーズ・フィールド(FMF)は、福岡を拠点に、自作のみならず、国内外の映画作家たちの自主上映を数多く手がけてきました。FMFが1978年にスタートした、8ミリ映画のアンデパンダン展「パーソナルフォーカス」は、30年以上に渡って作品募集と全国巡回上映を続け、日本の個人映画作家にとって重要な発表の場であり続けました。出品の条件は8ミリフィルム、50フィート(1カートリッジ・約3分)であること。誰もが観客にも映像表現者にもなり得る映画祭です。山形国際ドキュメンタリー映画祭2007では「8mm映画の存続と未来」と題し、特集上映が行われています。
YIDFF 2007 「8mm映画の存続と未来」
パーソナルフォーカスは、2009年に発表された、フジカシングル8(8ミリフィルム)の生産終了とともに「パーソナルフォーカス2009-2010」をもって終了しました(山形では西川町月山志津温泉の「雪旅篭の灯」開催期間中—もちろん真冬—に上映)が、FMFは、2013年のシングル8の「現像終了」に合わせて「GoodBy LAB」を開催。機材の入手や維持、フィルムの購入や現像がますます困難になる中、すべて新作の8ミリ映画上映会「サヴァイヴァル8」を2015年から2017年にかけて2回開催、全国巡回しました(共催:メタ・フィルム・マーヴェラス)。
今回は、「パーソナルフォーカス」と「サヴァイヴァル8」の東京と山形からの出品作で、多彩な個人映画の歴史をふりかえります。天使の3分間、悪魔の3分間、理解の外の3分間…。
元小学校の地下室で、個人映画のオモチャ箱をひっくり返してみましょう。
上映作品一覧 ※上映順とは異なります
『COOL HEART』青井克己/1988
『春光呪詛』石川亮/2016
『多摩川のほとりで猫と暮らしている』内村茂太/2007
『きよう』遠藤奈緒/1995
『無援の抒情』小口容子/2010
『影』大川戸洋介/1986
『Good morning to you』黄木可也子/2010
『鏡川ぞいのガードレール』大木裕之/1991
『くもわたるふねひとつ』黄木優寿/2014
『2005 MARS / PARIS』太田曜/2007
『フジカブルー』大西健児/2009
『私も動かす』帯谷有理/1994
『子どものアリエッタ』片山薫/1998-2008
『滅びゆくメディアのために』加藤到/1986
『suginami-green』川口肇/2007
『家路』櫻井篤史/1987
『Last of Showa』佐々木健/1991
『5つのめくばせ』新宅謙吾/2007
『走れウサギ』芹沢洋一郎/1991
『川赤子』徳永彩加/2016
『おしまい駅』戸屋幸子/2007
『満月』能登勝/2006
『肉体実験通信』袴田浩之/1993
『あし』早見紗也佳/2016
『こわい森みたいな』昼間行雄/2017(再現版)
『ON A SHUTTER』福間良夫/1982
『夢のゆきて』福間良夫/1978
『走れ映郎』福間良夫/1988
『ガラスの42才』福間良夫/1996
『闘え! カンフーウルフ「ペンギン拳を倒せ !!」』ホタルイカプロダクツ/1997
『おしまい』前田敏行/1996
『Seraphita(セラフィータ)』万城目純/1993
『瞬息4』水由章/2001
『威風堂々』宮田靖子/1998
『カスバから』村上賢司/1994
『風の日曜』ヤジマチサト士/2009
『じょっぴん』山崎幹夫/1988
※すべてオリジナルの8mmフィルムで上映します。
[料金]鑑賞会員無料(入会金・年会費無料)
[パーソナルフォーカス主催]フィルム・メーカーズ・フィールド
[金曜上映会主催]認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
[問い合わせ]電話:023-666-4480 e-mail:info@yidff.jp
(文責:山形映画祭事務局)