毎年恒例の「山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー 子どもの映画教室」も10回目となりました。小・中学生を対象に、映画のうら側を探検したり、映画をつくるワークショップをしたりしています。
今回は手作りのアニメーション映写機「くるくるゲントウキ」をつくります。今回は前回の映画教室版に改良を加えた2号機をつくってみますが、どうなることやら。
いつもは静かなフィルムライブラリーも今日は子どもたちで賑わいます。
昨年10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭2019の寄せ書きが飾られています。どこの国の言葉で書かれているんだろう?
ゼンマイ式の古い16mmカメラや8ミリカメラも飾ってあります。
小さな窓から覗く世界はわくわくするよね。そうでもない?
映画用の35mmフィルム。とても重いね。これを何巻もつないで1本の映画を上映します。
スクリーンをよく見てみよう。白くないね。小さな穴はなんだろう。
映写機。でかいぜ。上にはフィルムがかかっています。
映写機をまわしてみます。すごい音がする。ちゃんと映った?
フィルムには小さな写真(絵)が並んでいます。縦に並んだパラパラマンガ。映写機はパラパラマンガめくり機にランプとレンズがついているんだね。
では映写機を作ってみましょう。
材料はスーパーでもらったダンボール、100円ショップで買ったルーペ、懐中電灯、ミシンのボビン、割り箸、手芸用のプラバン、などなど…。こんなもので映写機ができるの?
フィルムに絵を描いていきます。10コマの映画です。
試写室に戻って、いよいよ映写です。
あれ?ピントが難しいなあ。ちょっと暗いかなあ…。
リンゴかな? ドラゴンもいる? 海から陸への生物の進化を10コマで!?
※非常に弱い光での上映でしたので、うまく撮影できませんでした。ごめんなさい!
参加者の感想より。
「テレビでは見たことがあったけど、まぢかで見たことが無いのもありおどろいた」(小6)
「身近なところにあるもので作れてすごかったです。」(小3)
「えいがをつくるどうぐをくみたてたのがすごくたのしかった」(小1)
「えいぞうをつくったのがたのしかった」(小3)
「スクリーンにうつすのに、あんなに手間がかかるとは思わなかった」(小5)
「つくるのたのしかった」(年少)
「くるくるゲントウキ」はもうちょっと改良の余地ありでしたが、楽しい時間になったようで何よりです。
お家ではもっとハッキリ映せるといいなあ。
「こうするともっと良く映るんじゃない?」といろいろ考えてアドバイスしてくれた子もいたので、次はがんばります。
ご参加ありがとうございました。残念ながら参加できなかった方も、次回は是非。お待ちしています。
ミドリのおじさんより
(文責:山形映画祭事務局)