映画・映像で遊ぼう! 〈子どもの映画教室〉
山形市創造都市推進事業
第8回山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー〈子どもの映画教室〉
「手がきフィルムで映画をつくろう」
日時:3月21日[水・祝]13:00-16:00
会場:山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー(山形ビッグウイング3F)
http://www.yidff.jp/news/18/180124.html
毎年恒例になった〈子どもの映画教室〉
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリーで開催している「子どもの映画教室」も8回目となりました。
第1回は2010年、デジタルカメラをつかったコマ撮りでした。
バナナやりんごやみかんに命を吹き込んでつくられた短い映画。上映後、村山匡一郎さん(映画批評家/YIDFF理事)の質問に答える彼らは何だか誇らしげでした。
その後もほぼ毎年度行なわれ、長時間露光で「星座の神話」を作ったり、35mmフィルムに直接絵を描いてみたり、モノクロ・サイレントでトリック撮影をしたこともありました。
2016年には、YIDFF2015 インターナショナル・コンペティションの審査員を務めていただいた、映像作家の牧野貴さんを講師に迎え、「てづくり3D映画」にも挑戦しました。
小さな子が、小さな手で一心不乱に16mmフィルムのサウンドトラックを描きこんでいく姿は感動的ですらありました(注目しすぎてすねられてしまいましたが…。ごめんね。)。
上映時には、自作の音を操作するライブ・パフォーマンスにも挑戦してもらいました。
映像ワークショップだけでなく、毎回、「ライブラリーと映写室の探検」も行なっています。フィルムの「手触り」「重さ」「におい」、そして舞台裏の風景。そこから映画の歴史を少しでも感じ取ってもらえればと思っています。
わたしたち誰もが手ごろな道具で簡単に映像を作れてしまう時代。それでも、暗転とともに高まる皆の期待と、大画面に光が飛び出す瞬間の高揚は、やはり何にも代え難いものです。しかも、作者ですら、何がどう現れるのかわからない!
今回はどんなことをしてみようか。もしくはしないようにしようか。参加者の皆さんがどう転がしてくれるのか、楽しみです。
(山形映画祭事務局:黄木優寿)