【V.V.】ボランティアボイス③ 高校生の感性でドキュメンタリー映画祭にふれること

映画祭には高校生ボランティアも参加しています。
今回お話を伺ったのはボランティア参加をきっかけに、ドキュ山ユースとして活動をしていた永野優花さん。そして現在、ドキュ山ユースとして活動をしている佐藤桃花さんに、メッセージを寄せていただきました。

_ボランティアに参加しようと思ったのはなぜ?

映画祭に参加していた知り合いに、高校生もボランティアできることを教えてもらいました。ちょうど、母が応募するというので、一緒に参加することにしました。

_参加してみてどうでしたか?

大人の中に混じるような状態で少し戸惑うこともありましたが、仕事の合間にいろいろな方と話したり、大学生に大学生活のことを聞けたのはよかったです。私のほかにも高校生はいましたけど、映画祭事務局からの呼びかけで学校を通して申し込んだ人も多かったようで、高校生同士まとまって参加されていました。

_各学校ごとに団体で参加していたんですね。

そのようです。感じ方は人によるのかなと思いますが、私は一般参加でよかったですね。私が担当した山形美術館はとても気さくでアットホームな雰囲気で、数日間の活動の中でボランティア同士が仲良くなれました。映画祭が終わった後でも市内で偶然会ったりすると、挨拶する知り合いが増えたりして学校だけでは得られないことだなと思います。

_高校生の時だからこそ感じたこと、将来像に影響したことはありますか?

映画祭は、人生のターニングポイントになったと言っても過言ではないくらい大きな影響がありました。まず、ボランティア参加をきっかけにドキュ山ユースに入ったこと。そこでさらに深く映画に関わるようになり、いろいろな活動を通して、積極的に行動できるように自分が変わったと思います。また、それまではなじみのなかったドキュメンタリー映画を観るようになり、社会問題等をより真剣に考えるようになりました。

_ドキュ山ユースの存在も大きかったんですね。今後の映画祭に希望することは?

私もそうでしたが、生まれた時から山形市に住んでいるのに映画祭を知らない人が多いのではないでしょうか。市民への知名度がもっと上がればいいなと思います。また、若者へのアプローチとしてドキュ山ユースにもどんどん活躍していってほしいです。

_最後に、高校生へのメッセージをお願いします。

ボランティア参加は学校では学べないことを学ぶチャンス。学校や部活単位で参加する人も多いかと思いますが、できれば友達同士で参加して担当の仕事をするだけでなく、知らない人とも積極的に話すことをお勧めします。また、ボランティアは期間中、無料で映画を観ることができます。普段はドキュメンタリー映画を観ない人もせっかくの機会なのでドキュメンタリー映画に親しんでほしいです。ボランティアへの参加をきっかけにドキュ山ユースにも興味を持ってもらえたら嬉しいですね。

_ありがとうございました!

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■Profile
永野優花(ながのゆうか)さん(19歳)
山形市出身、埼玉県在住。学生。2017年にボランティア参加。会場である山形美術館ではチケットのモギリやカウント、同時通訳機の受け渡しを担当。趣味は音楽演奏、映画鑑賞、お菓子作り。

これからボランティアをしたい高校生の皆さんへ「ドキュ山ユース」からのメッセージ

最初は何をやるかわからなかったし、外国の監督さんに話しかけられたらどうすればいいのか、など不安はかなりありましたが、実際やってみると楽しく終わることができました。ボランティア参加の後は、ドキュ山ユースに入っていろんな人と知り合い、自分が知らなかった世界を知ることができました。もし、参加を迷っている人がいたら、ぜひやってほしい! 映画も無料で見られるし、監督がどんな想いで映画を製作したかも聞けるからとても楽しいです!

ドキュ山ユース 佐藤桃花さん(上山明新館高校3年生)

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