山形国際ドキュメンタリー映画祭の楽しみ方のコツはここにあり
山形国際ドキュメンタリー映画祭を楽しむための重要なツールとして、プログラムチラシがあります。タイトルと内容、それがどの会場でいつ上映されるのか、映画祭の全容が載っているタブロイド版の冊子です。
「何を観たらいいのかわからない!」そんな時は描かれる地域やテーマを頼りに、心惹かれるものをまずひとつ選択してみましょう。時間割部分にマーカーで印をつけながら、「音楽ものは外せない」「アフリカの今を観てみよう」などなど、想像を巡らせてみる。
すると、興味が連鎖していって、自分なりの映画祭の歩き方が見えてきます。それを地図がわりに作品を観て回るわけですね。もちろんそこには当たりハズレもあるかもしれません。「素晴らしかった!」「思っていたのと違ってイマイチだった…」。でも、そこからがもう1つの楽しみ方のポイント。作品に対するその感想を、上映後のQ&Aやロビートークで監督本人にぶつけてしまうんです。ゲストでいらしていただいている監督などの作り手のみなさんは、とても真摯にそれに答えてくれます。
そこから自分の見識の幅が広がるなんてこともあるかもしれません。この誰もが平等に映画について語れる垣根のない空間が映画祭の醍醐味です。映画を通した素敵な対話を、ぜひお楽しみください。
(文責:山形映画祭事務局)